FREEDOM CUSTOM GUITAR RESEARCH Custom Order RS TE All Lacquer Relic Blonde/Fred Stuart Hand Wound Pickup #1360L 【Fred Stuart×Freedom】【現地選定材】【超軽量個体! 2.84kg】【極音個体】【カスタムオーダー品】【新品】

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一見ストラトですが、ボディー内部がフルアコ並みに空洞化されたフリーダムの新モデルが当店に入荷! こちらの個体は当店担当により塗装をナチュラルカラーの半艶に変更してセミオーダー致しました!


担当が一度やってみたかった、"Fred Stuart×Freedom"モデルを作りたいというコンセプトをそのまま形にしてしまいました。
ざっくばらんに申し上げますと、Fender Custom ShopのSenior Master Builder史上最もテレキャスターの製作技術が優れている、"Mr.Telecaster"ことFred Stuartのサウンドと、国産ブランドでもトップクラスの技術と製作精度を持つFreedomが互いの素晴らしさをつぎ込み合ったらどの様なギターが完成してしまうのか。
この好奇心を叶えるべく今回の企画を立ち上げました。

まずこの製品に関して語る前にフレッドスチュアートがFenderから独立後立ち上げたプライベートブランドの特徴に関して述べねばなりません。
現在のStuartのギター全てに言える事ですが、彼のギターはあえて非常に粗く作られております。
この粗さが彼のギターのサウンドに繋がっているのですが、逆に丁寧な造りは丁寧なりの良さがございます。
この、造りの良さを最大限活かしたいが為に今回のオーダーが決定致しました。
Stuartのネックに関しても述べますと、彼のギターは恐らく他のどのブランドのテレタイプよりも極太のUシェイプを採用しております。ネックが太ければ太い程音が太くなるという側面もございますが、やはり現代は演奏性が高いギターを求める方が多いです。
そこで今回は、FCGRの中で最も太いネックシェイプを採用致しました。
一番太いとは言えども、手が小さくとも何とか普通に弾けるというレベルでギリギリ、サウンドと演奏性のバランスが取れている絶妙なシェイプをしております。
演奏する為の楽器としての限界を攻めた事で、Stuartの意思とFreedomの意思それぞれの融和を図りました。

オーダーに関して拘った点や、それぞれの項目の詳細は以下に記載致しましたので、是非ご一読頂下さい。


【木材】
殆どの楽器店オーダー品はトップ材のメイプルのみを選定し、それ以外の材は全く選定しないという事が殆どであるとよく耳にします。
しかし、ボディー材の木目や重量でサウンドは大きく変わり、ネック材もどの部位を使っているのか、タッピングした時の鳴り感、重量感等でサウンドは大きく変動してしまいます。
そういった事情から、当店担当は毎度全木材を選定しておりますが、今回はフリーダムが大切にストックしていた秘蔵のボディー材とネック材から選定しました。


【ネック】
今回のモデルはフリーダムオリジナルヘッドではなく、Fenderヘッドを採用しております。
先述した、Stuartの意思を尊重する為にネックシェイプをFat Uに、指板ラディアスを254R、22フレットでフリーダムオリジナルステンレスフレットWarm 07を採用した理由は、演奏性とサウンドの両方を獲得する為です。
ネックの太さはサウンドに大きく影響を与え、細すぎるネックはサウンドにコシがなくなり、テレとしての美味しい部分がなくなる事が多いです。しかしStuartのテレの様に太すぎても演奏性に支障をきたします。
そこで今回は、手が小さい方でも演奏が出来るギリギリまで太いグリップ感ながらも、極太ネックから成る太くコシのあるサウンドを得る為にFat Uシェイプを採用致しました。
フレットをステンレスにしたのは滑らかなチョーキングやビブラートを得る為ですが、ステンレス臭さが出てしまえば折角のストラトの良さが半減してしまいます。
そこで、硬度や演奏性の高さはステンレスのままですがサウンドはニッケルそのもののWarmを選択しました。フレットサイズとしては所謂6105タイプで、幅はビンテージフレットに近く高さはジャンボ並みに高いという形状です。
幅が狭い事で音の立ち上がりは早く、演奏性は高さがあるおかげで非常に弾き易いという傑作の形状です。

【塗装】
カラーやレリック等ルックス面は担当が気に入っているビンテージの色味(焼け具合)やレリック感を追求し、Freedomの塗装・レリック担当の船越氏と直接ディスカッションをして詳細を詰め、最高のルックスを得る事に成功しました。
ルックス的な理由も含まれますが生鳴りをよりよくする為にボディーもラッカー塗装にしてレリックを施しております。
レリックをする場合、NOS仕様と比べて塗装の膜が薄くなる様に製作されるので、レリック云々抜きにして生鳴りが非常に良くなるのです。
狙い通り、完成したこちらの個体の鳴りは凄まじいものとなりました。
大音量で音楽が流れる店頭でも、圧倒的な生鳴りにより全く埋もれない程です。

【電装系】
今回のオーダーの肝でもあるピックアップに関してですが、こちらの個体にはFred Stuartが手巻きで製作したBlack Guardというピックアップを搭載しております。
搭載したピックアップはフラットポールタイプのPUですが、Staggered(各弦毎にポールピースの高さが凸凹)と比べて、武骨でサウンドが固まりの様に飛び出す特性を持っております。
特にStuartが作るピックアップはビンテージのサウンドの様に、ガッツがあり非常に太いサウンドを得意とします。
ビンテージのテレキャスター(50年代～60年代半ばまで)のギターを何本か触った事がある方はご存知かと思われますが、ビンテージのアタリの個体はクリーンでリアピックアップが使えてしまう程です。
Stuartのギターがテレキャスターファンから愛される理由は、ビンテージのFenderさながらなサウンドを出す事が出来るからなのです。

そして大事な点がもう一つ。
これほどStuartが良いと言っていると、現在持っているFreedomのテレにStuartのピックアップを乗せ換えてしまえばいいのではとお考えの方がいらっしゃるかもしれません。
もちろんそれはそれで素晴らしいサウンドになるとは思いますが、このギターはStuartのピックアップを搭載する事前提に製作され、セットアップを行われた個体です。
つまり、このピックアップを搭載する上での最適解の製造をしている為、ただ載せ替えをしたギターと比較してギター本体とピックアップの親和性が大きく異なってしまいます。
もしもフリーダムのテレをお持ちの方でStuartのピックアップを乗せ換えても良いとお考えの方は、是非一度弾き比べをして頂きたいと思います。
ギター製造段階の理念によりどれほどサウンドが変わるのかを実感して頂けると思います。



国内ブランドでも最高峰の腕を持つフリーダムであるからこそ製作が出来たこのカスタムオーダーのテレは、海外のどんなメーカーと比べても全く引けを取らない最高の個体となりました。
最初に記載した通り、コスト・値段度外視のオーダーであった為金額は決して安くはありません。むしろ国産ギターの中でも高額な部類に入ってしまいます。
しかし、値段による妥協を一切せず"最高のギター"を追求した結果、これ以上ない程最高のギターが完成しました。


最高のテレキャスを探し求めている方は一度ご検討下さい。

当店では高額下取りを行っております。
もしも買い替えをお考えの場合は一度ご相談下さいませ。


Body:Hand Selected Selected Light Ash 2P
Neck:Hand Selected Maple 1P
Fingerboard:Hand Selected Maple 1P
Neck Shape:FCGR FAT U
Radius:254"
Frets:FCGR Original Stainless Fret's SP-SF-07 Warm
Number of Frets:22
Nut:Silicone Oiled Bone
Tuners:GOTOH SD-91-05M
Pickup:Stuart Blackguard Set
Pickguard:1-Ply Black
Knob:Metal Dome
Body Finish:Nitrocellulose Lacquer
Neck Finish:Nitrocellulose Lacquer
重量:2.84kg

正規保証書、付属品一式、Gig Case付属

詳細はお問い合わせ下さい。

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